基本情報技術者試験を秋に受けた話2021
!!! note 情報
本記事はQiitaで書いたものの再掲です。
注意
本記事で解説している基本情報技術者試験のプロメトリックによるCBT配信は2022年で終了しました。
現在はCBT-Solutionsにより配信されています。
はじめに
こんにちわ。minfoax3です。OSやブラウザ等いろいろちょこちょこと手を出してます。
この記事は「東京高専プロコンゼミ② Advent Calendar 2021」22日目の記事です。(①はこちら)
忙しくって今回の私のアドベントの記事は裏番組(②)のこれだけです(>_<)
急いで書いたので誤字脱字は逐次修正します。
概要
秋というか冬の始まりかもですが、11月初旬に基本情報技術者試験を受けてきました。
ということで今回は私の場合の受けるまでの流れと当日が終わるまでの話を書こうと思います。
後半に行くにつれて文章量多くなっちゃいました。ごめんなさい!
受けるときに気を付けておくべきことは最後の章にかいておきます。ここだけでも目次で飛んで読んでもらえれば幸いです。
対象
- ゼミ員で受けたい人興味ある人
- 基本情報技術者試験を受けようと思ってる人興味ある人
基本情報技術者試験とは
まず情報処理技術者試験はなんなのかというと、
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。
(「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験の概要 情報処理技術者試験とは」より引用)
だそうです。ようするにITのスペシャリストであることを認定してくれる国家試験です。
そのなかでも基本情報技術者試験は割とメジャーな試験だと思います。
基本情報技術者試験も春期試験・秋期試験の年2回あります。
受験日
指定期間(約2か月弱)の日数から好きな日付を予約して、受けることができます。
予約はプロメトリックのウェブサイトで行います。
なんと、午前試験と午後試験を別日に受けることができます!
さらに午後試験を午前に、その逆もできます!
ただし、受験期間は長いですが、受けられるのは午前と午後それぞれ一回のみなことに注意してください。
また、午前におちても午後を受けることはできます。(不合格なのは変わりません)
受験料の支払い
コンビニ払いとクレジットカード決済ができます。
試験日ぎりぎりになるとコンビニ払いでは間に合わない場合があります。
試験形態
CBT試験といわれるパソコンの画面とにらめっこしながら解く形です。
すべての問題は選択式です。
当日の操作方法はあらかじめプロメトリックのHPに載っているので予習していきましょう。
午前試験
80問中48問(60%)正解で合格です。
試験時間は150分ですが、早めに終わる人も多いです。
午後試験
11問中5問を解きます。
それぞれの問にはいくつかの設問がついていて、正解した設問の合計点が60点以上で合格です。
問ごとの配点は公開されていますが、設問ごとの配点はわかりません。
これも試験時間は150分です。
出題範囲すべての分野から選べるわけでなく、受けた回の試験によって変わります。(必ずある分野もあります。)
ですので、一部の分野だけを勉強していたら、当日得意だった分野がないということもあり得ます。
合格のためにすべての分野を勉強する必要はないですが、どの分野の組み合わせなら自分はいい得点をとれるか考えて勉強しておく分野は考える必要があります。
受験の流れ
受験の流れはこんな感じです。
- 受験日の予約
- 書籍の購入
- どんなことを勉強したか
- 当日のこと
人によっては勉強してから受験の予約をする人もいると思います。
ちなみに予約開始日は、受験期間の最終日の約3か月弱前です。
1. 受験日の予約
予約が開始されたらスムーズに進行できるようあらかじめアカウントを作成しておきましょう。
入力すべきことが結構多いです。
おとずれた予約開始日、実は、すっかり忘れてました!
その日の22時とかに思い出したので予約しようとしたら、うちの近くの場所がみんな埋まってたんですね。
一応平日はまだあるけれど土日がない!
(;’∀’)
まぁ、前述のとおり受験期間は長いので、予約日から60日目までの受験日までしか予約できません。
つまり幸いにも、予約開始日から日が進むと1日ずつ後ろの予約が解禁されていくということです。
ですので、日が変わる0時になるまでまって解禁された休日の受験日を予約することにしました。
※日付の切り替わりは0時です!
そこでも問題が発生。
firefoxでアクセスしてたらクレカ決済ですすめません!
edgeにブラウザを切り替えて再チャレンジすると何とか無事予約することができました。
午前も午後も同じ日に予約しました。その日の受ける順番もそのままです。
次の日も起きてほかの日を予約するのは疲れるなと思ったので日を分けませんでした。
(全然期間性になった恩恵を利用していないですね)
予約画面の流れなどはたくさんの人が挙げているので事前にある程度調べておくとよいと思います。
2. 書籍の購入
私は「よくわかるマスター 令和3-4年度版 基本情報技術者試験 対策テキスト」(FOM出版)を購入しました。
最新のシラバス(試験範囲)を網羅しているのでこれを選びました。辞書的な感じですね。
後述する勉強で、わからなかったところを引くことができて便利でした。
分厚いだけあって説明が丁寧なのでとても役立ちました。
ただ、問題の量は少ないです。
これをすべて暗記するなら余裕でしょうがそれができない人(私も含め)は、この本の問題だけやって受かることができる気になっていたらまずいです。
試験形態がCBT試験に切り替わる以前の過去問はIPAから公式配布されています。
※切り替わってからの過去問は公開されておらず、受験者も一切の内容を公表することを禁じられています。
3. どんなことを勉強したか
実はTOEICの試験が予約の後に控えていたことでTOEICが終わってもしばらく予約したっきりになってました。
勉強を始めたのは3週間ぐらい前で、本格的に始めたのは1,2週間前です。
※私は情報工学科の高専生です。やる勉強は変わらなくとも、勉強に必要な期間は人によって異なります。
3週間前
先ほど紹介した購入した書籍を読んでいました。
問題は解説と説明を読んで解けるようになってはきましたが、合格できるかはうーんって思ってました。
2週間前
「基本情報技術者試験.com」というサイトを知ってそこで午前の勉強を始めました。
過去問の問題を出してくれているウェブサイトです。(使っているのはもちろん公式から配布されている切り替わる前の過去問です)
そのウェブサイトの「過去問道場」というところで、答えを場所で覚えないように
「選択肢をランダムに並べ替える」
オプションをオンにした状態で普通に勉強時間をとるだけでなく、空き時間にも午前試験の演習を行いました。
スマホでもポチポチできるので通学通勤の間にとてもいいと思います。
1週間前
午後試験の対策を始めました。これも「**過去問道場(午後)**」です。
わからなければ解説を見て、なるほどと思ってしばらくほかの回の過去問をしてからまた挑戦しました。
注意してほしいのは、問題は印刷しないでPCの画面を見て解いてほしいということです。適当な用紙でメモとかはしてもらっていいのですが、当日はPCの画面を見て解きます。当日の試験はCBTであることを忘れずに。問題の図には書き込めません。
「ソフトウェア開発に関すること」と「データ構造及びアルゴリズムに関すること」以外は過去問を解いていて、午前の知識を融合させたような問題が多いと感じました。午前を1週間ちゃんとやっていた成果が出てるのを感じてよかったです。
社会常識というか、ある程度知っていればそれはそうみたいな答えを選べばいい問題も結構あって、私はマネジメント系の分野の得点が良かったのでそれを勉強しました。
「コンピュータシステムに関すること」ではネットワークは知っておくべき知識が結構あったので、それは勉強せずに(当日取らないことにして)ハードウェア、ソフトウェア、データベースを勉強しました。
データベースで分からないところは結構例の書籍が役に立ちました。
「ソフトウェア開発に関すること」で、初めはCを選んで解いていたのですが、アルゴリズムで少し詰まる部分があったりしたので4日前ぐらいになって、表計算に乗り換えました。
なぜ表計算にしたかというと、問題を見たときに表計算はアルゴリズム力が大して求められず(for文は知っている必要がある)間違い探し(不等号が逆、関数の引数の順番が違うなど)が基本的にほぼすべてを占めているように感じたからです。
表計算は、関数の仕様などは試験中も含め一応見ることができるので、解きながら覚えていきました。
前日ぐらいには結構表計算で正解が結構取れるようになりました。
午前の道場も最後まで続けていました。午前の過去問道場は計算問題をとばしても8割程度は取れるようになっていました。
午後試験は回によってはぎりぎりなところもあったりしたので少し不安でした。
前日はCBTに切り替わってからの問題はわからないし、知りようがない!体験をしてくるんだ!定期試験と違って落ちてもまた受けられる!と思ってさっさと寝ました。
4. 当日のこと
全国にあるプロメトリックの試験センターで受験します。
会場内には、ポケットティッシュ(当日入場前に申告する必要あり)、身分証明書、配布されたもの、持ってきたかばんなどを収めるロッカーのカギ以外は持って入れません。腕時計もスマホも財布もロッカーに入れていきましょう。
30分ぐらい前に行っても席が空いてたら先に始められます。試験を途中退出(そこで試験終了)することもできます。
午前と午後を同じ日に受けたんですが間が何時間も空いてすごいすごい暇でした。
根を詰めると緊張しそうなので公園で日向ぼっこしながら寝てました。
私はどちらも見直しをして、途中退出しました。配布されたものを返して、終了の処理とロッカーのものを出して、センターから出てスマホを見るともうメールが届いています。
そこには気になる点数を見るページが送信されてきています。
人によっては半日~1日かかる場合もあるようですが、私は午前も午後も会場を出たらもう来ていました。
※今はもう午後試験も点数が書いてあります。前は午後試験は点数が書いてなかったらしいです。
会場出たら即合否が分かるってなかなか斬新ですよね。正式な合格発表はすべての受験期間が終わって1か月ぐらいしたらきます。
届くスコアレポートはこんな感じです。無事合格しました。(点数は100点満点で午前午後のどちらも60点以上で合格です)
午後が意外とよくできて午前もほどほそに余裕をもって合格できました。
勉強してよかったです。
おわりに
後半になるにつれてすごい文字だらけになっちゃって、長文読むのが苦手な人はめんどくさいかもしれないです。
まだまだ書くスキルがたんないですね。
是非皆さん基本情報をとってください。応援してます!
気を付けておくべきこと
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予約の開始日は忘れずにedgeかchromeで。
コンビニ払いか、クレジットカード払いか考えておきましょう。
アカウントも先に作っておきましょう。
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過去問道場は回せば回すほどいいです。
きっと試験の役に立ってくれます。
ランダムをかけるの忘れずに。
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試験中紙に書くところがなくなったら手元のボタンで監督を呼べます。
どうしようとか思わずに補充をお願いしましょう。
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周りの人のクリック音などが気になるときは備え付けのヘッドフォンを装着できます。
基本情報以外の試験の人も周りにいます。一応1席ごとにまじきられています。
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プロメトリックの予約の日数の解禁は深夜の0時切り替わり。
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同日に午前も午後も受ける人は、近くで暇をつぶす場所やマクド、喫茶店などをググっておきましょう。
あいだの時間勉強するにしても名にするにしても暇です。
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クレジットカードで支払ったのですが、12月に引き落としが来ました。
予約してから結構先になるので、忘れずに口座の残高を残しておきましょう。
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試験(CBTのもの)を受けた人に問題の内容を聞かないようにしましょう。
自分が受けてもそれを言ってはいけません。
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当日はズボンや上着のポケットの中気を付けて。何も入れてはいけません。
会場入り前は叩いてないことをしっかり確認してください。